北海にあるトタル社のエルギン油田・ガス田プラットフォームでガス漏れが発生し、4月4日、トタル社の調査班が事故発生後初めて現場での立ち入り調査を行った。トタル社員3人と米ワイルド・ウェル社の5人の専門家からなる調査班はガス漏れを止める措置をとるための事前調査を4時間にわたって行った。井戸に泥を詰めてふさぐ作業が失敗した場合は減圧井を掘らなければならず、これには6カ月と3億ドルがかかる。このガス漏れは3月25日に確認され、爆発の恐れがあったため、26日にプラットフォームで作業していた238人全員が避難。ガス漏れ確認直後にガス井内の圧力を低下させるために漏れているガスを燃やすためにつけた火は30日に自然に消え、大爆発の可能性は低くなったが、1日20万m3のガスが漏れ続けている(10日現在)。