一時は産業都市として25万人が住んでいたローヌ・アルプ県のサンテチエンヌ市だが、クリオ炭坑が廃坑となり、国の武器工場が閉まり、フランスの猟銃の70%以上を生産して通信販売していたManufrance社が破産し、現在は約17万人に人口が落ちてしまった。
最近、そんなサンテチエンヌ市に復興のきざしが見える。
2年前にはユネスコから「デザインに創造的な都市」に指定され、美術・デザイン高等学校にはフランス中から優秀なデザイナーの卵たちが集まる。そして逃せないのが同市のチームのサッカー試合。stéphanois (サンテチエンヌ市民)の老若男女がチームカラー「緑」のマフラーをして一つとなり、こちらまで熱くなる。(真)
写真・文:仲野麻紀、高地良幸、佐藤真
Merci à l’office de Tourisme de St-Etienne
Cité du design。
チョコレートの 老舗Weiss には 300キロの チョコレートで できたクマ。 いい匂い!
郊外のFirminy にはル・コルビュジエの団地。