2月9日に発表されたBFM TV-CFAの世論調査によると、4月22日の大統領選第1回投票で、社会党のオランド候補に投票する人が30%、サルコジ現大統領が26%、ルペン国民戦線党党首が17%、バイルーModem党首に13%とい結果が出た。オランド候補と、まだ正式に立候補していないサルコジ大統領との差はほとんど横ばい状態。決選投票での得票率はオランド候補60%、サルコジ大統領40%。現大統領がこれだけ遅れをとっているのは、1981年のジスカール・デスタン以来だという。あと2カ月ちょっとでサルコジ大統領は10%以上アップしなければいけない勘定になる。ただサルコジ大統領にとっての問題は、オランド候補を支持する理由として、サルコジ大統領の再選を拒むためというのが63%を超えていることだ。まだ48%が投票する候補者を変更することもあると答えていることもあり、この不人気をどうやって克服するか、サルコジ大統領の最後の切り札は?