●David Goldblatt (1930-)
2009年カルチエ・ブレッソン賞を受賞したデヴィッド・ゴールドブラット。アパルトヘイト時代から現在までヨハネスブルグを撮影し続ける。労働の道具として人間性を剥奪され、街から追われた黒人。1990年マンデラ釈放後、街へ戻った黒人たちを恐れ郊外へ逃れた白人。1948年から現在まで、激変の時代を60点の写真が証言。
4/17迄(月休)。
Fondation Cartier : 2 impasse Lebouis 14e
●Claude Monet, son musée
モネ作品のコレクションでは世界一を誇るマルモッタン美術館が、所蔵作品すべてを展示。グランパレのモネ展を見逃したファン、急ごう。
2/20迄(月休)。
Musée Marmottan : 2 rue Louis-Boilly 16e
●Andrée Putman (1925-)
ニューヨークのモーガンホテルやコンコルド機内の内装などを手がけてきたフランスを代表するインテリアデザイナー、アンドレ・プットマンの25年にわたるキャリアを振り返る。
2/26迄(日休)。
パリ市庁舎 : 5 rue de Lobau 4e
●Revenants. Images, figures et récits du retour des morts
ぼうっと暗闇に浮かぶ半透明の亡霊。ひとりでに動く骸骨。15世紀から少しずつ発展した死者の表現方法をデッサン、舞台美術資料、写真などで追う。3/14迄(火休)。
ルーヴル美術館
●L’Orient des Femmes
1970年代から多くのイスラーム諸国では女性の服装は体を包み隠すためのものになり、昔から伝わる服飾デザインや技術が消滅しつつある。シリアからシナイ半島まで、クリスチャン・ラクロワがセレクトしたそれぞれの地域の美しい伝統衣装を展示。2/8-5/15(月休)。
Musée du quai Branly : 37 quai Branly 7e
●Franz Xaver Messerschmidt
(1736-1783)
ありとあらゆる表情をとらえるメッサーシュミットの肖像彫刻。ウィーン宮廷彫刻家を務めていたが、妄想、幻覚症状のため職を追われる。難病に苦しみながら晩年6年間に制作した人間の暗部までもえぐり出す頭像。
4/25迄(火休)。
ルーヴル美術館
●リュクサンブール美術館再オープン
2000年より上院議会の管轄だったリュクサンブール美術館が、再び国立美術館協会の舵取りに。子供用アトリエなど今までにないスペースも備え、2月9日にオープン。企画展はドイツ・ルネサンスの代表的画家ルーカス・クラナッハ(1472-1553)を取り上げる。
2/9-5/23(無休)。
Musée du Luxembourg : 19 rue de Vaugirard 6e
●Clichés japonais
1908-1909年、銀行家アルベール・カーンは専属カメラマンとともに日本を含む世界各地を旅行し、それぞれの地で文化風習を写真や映像に記録した。その後も各国にカメラマンを派遣し、貴重な民俗学的資料を残している。その中から日本で明治後半から昭和初期にかけて撮影された資料を展示。
8/11迄(月休)。
Musée Albert Kahn : 10-14 rue du Port
92100 Boulogne-Billancourt