財政赤字やや軽減、経済成長上向きに

 年金制度改革が大詰めに来ている今、年金金庫の赤字に苦慮する政府にささやかな朗報がある。9月8日に予算省が発表したところによると、2009年7月末時点で1088億ユーロだった財政赤字が今年7月末に931億ユーロに減少した。
 事業税の一部廃止によって地方公共団体に支払う補償金185億ユーロなどの歳出が増加したものの、歳入面でこの1年間に税収が239億ユーロ増の1469億ユーロに達したことが赤字減少に貢献。一方で、貿易赤字は輸出の伸び悩みで6月よりやや増えて42億ユーロに。それでもフランス銀行は今年第3四半期の国内総生産(GDP)の伸びを0.3%とし、2010年の経済成長がプラス1.4%になるとの予想を示した。来年度の経済成長予想が最近2.5%から2%に下方修正されたとはいえ、フランス経済の活性化傾向が確認されたといっていいだろう。欧州中央銀行も2日、第2四半期の好調を踏まえて、2010年のユーロ圏の経済成長を1.4%から1.8%に上方修正したばかり。6、7月と続けて120億ユーロの貿易黒字を計上したドイツには及ばないまでも、フランスにも明るい見通しが見えてきたようだ。(し)


 

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