今月の展覧会

●Pakistan-Terre de rencontre-Ier-Vième siècles-Les arts du Gandhara
 古代ガンダーラ王国の場所は、現在のパキスタンの北西部。紀元1世紀から3世紀のクシャーナ朝で最盛期を迎えた。ペルシャ、インド、中国、そしてアレクサンドロス大王の遠征がもたらしたギリシャ文明がこの地で融合し、ヘレニスムの影響の強い独自の仏教美術が花開いた。200点を展示。8/16迄(火休)。
ギメ美術館 : 6 Place d’Iéna 16e

●Anna & Bernhard Blume SX-70/ Polaroids 1975-2000


“Sans titre” 1975/76. Polaroid © Anna & Bernhard Blume / ADAGP

 1970年代、平凡な室内風景に常識を超えたシーンを演出して撮影したことで知られるドイツ人写真家夫妻が、ポラロイドで撮った4つのシリーズを展示。キュビスム的な静物、エコロジー運動に関連させて緑を題材にした作品、赤で残酷な場面を作り出したシリーズなど。断片的に続く物語のようにも読める作品群。8/29迄(月火祭休)。
Maison Européenne de la Photographie :
5/7 rue de Fourcy 4e

●Nature et Inspiration venues du ciel

Catherine MUSNIER

7/31から9/19まで、リムーザン地方のサン・ジュニアンなど3カ所で30人の作家を集めて開催される第7回ナイーフ美術ビエンナーレを前にして、その中から出展作家8人の作品をパリで紹介。
7/23迄(土日休)。9h-18h30。
Maison du Limousin : 30 rue Caumartin 9e

●Congo in Limbo
 内戦状態が続き、鉱物資源の宝庫であるウガンダ、ルワンダとの東部国境が最悪の無法地帯となっているコンゴ民主共和国。2007年には、44万人が、略奪や虐殺から逃れるため、村を離れて避難した。そのコンゴを、戦争地帯を多く撮ってきたベルギー生まれのフォト・ジャーナリスト、Cédric Gerbehayeが撮った。2008年にワールド・プレス・フォトなど7つの賞を受賞したシリーズ。
7/17迄(日月休)。13h30-18h30。
Fait & Cause : 58 rue Quincampoix 4e

●Alexey Titarenko “Saint Petersbourg-Révélation tardive”/Christien Jaspars “DO”

© A.Titarenko. Saint-Petersbourg, 1997
 2人展。1992年からサンクトペテルスブルクを撮り続けているロシア人写真家Titarenkoの、この都市の冬の風景。アフリカ在住のJasparsからは、DOというあだ名の、愛する故人にささげた写真集。
7/31迄 13h-19h日月休
Camera Obscura : 268 bd Raspail  14e

●Aragon et l’art moderne
 シュルレアリスムの詩人で、美術家とも交流が多かったルイ・アラゴンに焦点を当て、アラゴンと近代美術とのかかわりを見せる展覧会。マチス、マルケ、レジェ、シャガールなど。150点以上の写真、コラージュ、絵画、絵葉書を集め、アラゴンの周囲の雰囲気を再現。9/19迄(日休)。9h-18h。Musée de la Poste : 34 bd de Vaugirard 15e 

●Confrontation de la Matière
 在仏の4人の美術家展。地中に画布を埋めて大地と共同制作した甲斐雅之の作品。コロンビア人のアルフォンソ・ディアス・ウリベの、南米の自然をもとにした彫刻。鋼を素材にした岸田克二の彫刻。ヴェネズエラ人のセザール・アンドラデは釘と点でリズムを出した彫刻を展示。
7/16迄(日月休)。14h30-19h。
Galerie Akié ARICHI : 26 rue Keller 11e