日本のおばあちゃんはガラスや窓を拭く時に新聞紙を使っていた。布で拭くと後が残るけど新聞だとそれもなく、汚れがひどい時は少し湿らせて使うだけで驚くほどきれいになる。フランスでもそんな使える「おばあちゃんの知恵」はないか、ちょっと探してみた。「新聞紙で窓を拭く」、これはフランスでも同じのようだ。あと有名どころでは、カーペットの赤ワイン染みに大量の塩、こぼしてすぐにやると効果あり。薬屋さんやスーパー、エコショップで一袋(250g)入りが4ユーロ前後の重曹 bicarbonate de soudeは、洗濯に少量加えると柔軟剤に、脱臭剤として冷蔵庫に、カーテンは数回水洗いして埃を落としてから漬けおきすれば真っ白に、お風呂のお湯に入れれば、お湯がやわらかくなり入浴剤にもなる優れもの。環境にも人にも優しい。
フランス人はお酢もよく利用する。例えば就寝前、1 リットル30 サンチーム位で買えるお酢を鍋に入れ、プツプツ泡が出てくる位まで温め、そのまま少し水を減らしたトイレの中へ。温めるとお酢の効果が上がるらしい。なんともいえない臭いが鼻をつくが蓋をしてじっと我慢。翌朝ブラシでちょっと擦るとトイレの黄ばみや黒ずみが面白いほど剥がれていく。私も試してみたので効果はお墨付き!臭いが気になるならレモンを加えるといいとか…。ポットにこびりついた石灰を取り除くのにもお酢(レモンも可)を入れて一度沸騰させる。それだけでOK。気になる臭いは数回沸騰させているうちに消えた。またお酢は柔軟剤としても使えるらしく、洗濯の際にコップ半分ほど加える。臭いが気になるかもしれないが、フランス人の友人は干しているうちに臭いは消えてしまう、と言っていた。殺菌効果、洗濯機のカルキ防止の効果もある。
他にもいろいろある「おばあちゃんの知恵」、賢く使って健康に経済的に楽しく生活しよう!(ち)
イラスト:Ji hee Yoon
*役に立つサイトアドレス:
Truc de Grand-mère :
http://www.trucsdegrandmere.com/
Remède de Grand-mère –Trucs & Astuces, recettes :
http://www.remede-de-grand-mere.fr/
Radin.com:
http://www.radins.com/conseils/