家計支出の中で住居・光熱費(25.4 % )、交通費(14.6 %)に次いで大きいのが食費(13.5 %)。住居費は節約が難しいし、交通費も節約しにくい。そこで、調査によると、鮮肉の代わりに安い冷凍肉を買い、ミネラルウォーターや乳製品やし好品(チョコレートやスイーツ類)を買い控える人、また、ハードディスカウント店で買物をする人が増えている。フランス人の食費節約法を一部披露しよう。(し)
■ ボトルウォーターを買うのを止めて水道水に。レモン汁を落とすとおいしく飲める。
■ 賞味期限が迫った安売り商品を買い、その日のうちに食べるか、冷凍する。
■ 高い肉の代わりに、卵料理のレパートリーを増やす。
■ 調理済み食品を買わずに、簡単な料理のレパートリーを増やして自分で料理する。
■ 無駄なものを買わないよう、買物リストを作ってその通りに買う。あるいは、その日の安売り品によって柔軟に献立てを決める。
■ 季節の野菜や果物は安いのでマルシェなどでまとめ買い。少々傷んでいても、野菜はスープにして冷凍保存、果物はコンポートやジャムにして保存。
■ 1人あたり食べる肉の量を少なく。安売りで大量に買った場合は、一部を冷凍し、何回かに分けて使う。腹八分目で健康と節約の一石二鳥。
■ 農家から直接購入するグループに入り、安くて新鮮な生鮮食料品を。実益と娯楽を兼ねて、農家での野菜・果物狩りを利用する。(bienvenue-a-la-ferme.com, fermagora.comなど)
■ スーパーやハイパーなどのポイントカードcarte de fidélité を利用。ポイントをためて商品券をゲット。割引券もこまめにチェックして利用。