5月6日は、ニコラ・サルコジ氏が大統領に選ばれてからちょうど2年目。その前日、ニースで開催された与党UMPの集会で、サルコジ大統領は「ここに来たのは、2年間の総決算を語るためではない」と前置きしながらも、2年間の実績を自画自賛。
「2年前から、フランスは自らを改革する勇気を持ち、保守主義を覆した。(…)ヨーロッパを変革しなければいけない。それが可能であることをフランスは示した」
48%
CSAとパリジャン紙が5月5日に行った世論調査によると、サルコジ大統領は好感が持てると答えた人は、昨年2月の調査より14%減って48%。好感が持てないと答えた人は昨年より15%増で48%。国民の生き方・考え方に近いと答えた人は、17%減でわずか31%。近くないと答えた人は18%増で61%。フランスのための確かな方針を持っていると答えた人は10%減で41%、持っていない、と答えた人は11%増の54%。
「現在の社会状況は、1788年(フランス革命の前年)を思わせる。社会の不公平、不平等が進み、それに対し中央の権力は無関心を決め込み、一番貧しく、弱い人たちを力づけ、援助することがない。革命前の状況を形作っているといえる」
左派急進党PRG のクリスチャンヌ・トビラ議員。