8m2の小さなお部屋の主は、おてんば盛りのルイーズちゃん2歳半。どんなに小さくても自分だけの空間を持てた喜びを全身で表す。パパとママンの仕事の関係で、生まれも育ちもフランス海外県のグアドループ。ママンの故郷であるパリ17区に越してきたのは先月のこと。ついこの間まで裸足で砂浜を転げ回っていた毎日から、近所のシックな私立の学校に通うというこの生活の激変ぶりには、いくら適応能力のある子供でも戸惑うはず、と思いきや、すでにクラスのリーダー格だって。
肝心のお部屋は、ママンとルイーズの巧妙なかけひき合戦が繰り広げられている。ピンクが大好きなルイーズはすべてをピンクにしたい。でも、BCBG派のママンとしては納得がいかない。すでに壁の一部とライト、それからお部屋のサイズに合わせた特注の天蓋付きお姫様ベッドにはすでにピンクを譲ってしまったので、後はなるべくシンプルにまとめたい。
パリっぽさを醸し出すのにインテリステッカーは大切なポイントだ。お絵描きグッズやおもちゃは片づけてもすぐまたぐちゃぐちゃになるので、大きなスケルトンボックスにまとめてしまう。そうすれば大好きなおもちゃが見えるのでルイーズも安心する。子供の成長に合わせてサイズ調整できるテーブルやイスはとっても便利。ミニじゅうたんはお絵描きする時に床板を汚さないので重宝している。大好きなものに囲まれたルイーズは終始ご機嫌。そんな姿を見てパパの一言「とことんピンク大賛成だけどな」。お部屋が完成するであろうころにまた訪問してみたい。(ミ)