パリでも楽しく気軽にガーデニング。

バルコニーの手すりでガーデニングを楽しむ。
  「パリに庭付き一軒家を購入した。庭にはバラ園。生態系を無視せず育てたバラは来月あたり極上の香りを放つだろう。陽の当たる所には数え切れないほどのオリーブやレモンの木。ウッド テーブルでは自家製のプラムジャムとハーブティ」というのが最近ベルトランさんが見た夢。現実はバルコニーガーデニングどころか「手すり」ガーデニングが精一杯。とにかく植物に触れていることが一番のいやしだという。
「最初は自家製のハーブティーとか飲んでみたいと思って、種類を選ばずハーブをいっぱい植えていたけれど、思うようには栽培できなかった」。香りの強いハーブは害虫の餌食になってしまう。テントウムシが害虫を食べてくれると聞いて、テントウムシの幼虫を放したりした。香りの強いハー ブ同士は離して植えたほうがよいという。一度、タイムthymについた害虫がお隣のラベンダーlavandeに移ってしまって、大切に育てていたラベンダーが全滅し、虫のいなくなったタイムは今も元気に繁殖しているのだとか。ハーブにはまってた時期を「わがままな彼女のご機嫌取りの日々みたいだった」と苦笑いしているけれど、総体的には育てやすい植物のようだ。乾燥に強く、日当たりを好むし、水のやりすぎは禁物というほどで、1週間に1、2回ほど、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えればよし。肥料はほとんど必要なく、土はハーブ用を選べは成長も早く、どんどん摘んで新しい葉を生やさせる。バジリコbasilic、ミントmenthe、セージsaugeは特に育てやすかったよう。またハーブのほとんどが数年は生き続ける多年草(バジリコだけは開花後、種を残して枯れる)なのでお得感がある。「初めての人は種から育てるよりも苗木をおすすめするね」。この時期に苗を植えれば夏までに成長し、秋まで収穫を楽しめる。
最近は小柄な花に興味が移っているようで、取材した日曜日には、シテ島の花市でマーガレットmargueriteとカンパニュラcampanuleを購入。鉢からあふれるくらいの 大きさまで育てることが目標だ。「手すり」ガーデニングの花選びは、やはり週末にしか世話ができないので、丈夫で手がかからなく、多少の乾燥や虫にも耐性があること。その意味ではゼラニウムが最適だろう。パリの街中でもよく見かけるあの赤い花。もともと乾燥地帯の花だから陽のあたるベランダに向いている。春先から秋まで花を咲かせるのもうれしい。ボリュームが欲しい人はつる性のアイビーlierreがいい。花は咲かないけど、とにかく手がかからずどんどん大きくなる。
プランターjardinièreは、テラコッタの素焼きが見た目も水はけもよいが、重いのが難点。アルミやプラスチック製のものが手ごろだろう。「落下防止のクイを忘れずに購入してほしい。風のある日には落下の危険があるからね」とのこと。長期で家を留守にする時はどうするの? 「海外なら友人にアパートの鍵を預けて世話をお願い」。国内なら? 「一緒に連れて行く!」(ミ)


プランターにマーガレットとカンパニュラ。赤い落下防止のくいが見える。


ベルトランさんの園芸道具。右からじょうろarrosoir、雑草をかきとったり、固まった土を柔らかくしたりする小型の草かきgriffe、土をならす手持ちレーキrateau…。他にスコップと剪定ハサミがあればバルコニー園芸には十分すぎるくらい。


ラベンダー。


プランターからこぼれるように咲くgéranium en lierre。寒さにも強い。

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