「この号の特集はガーデニングだけれど、私のアパートにはバルコニーもなければ、日の当たる手すりさえもない…」と嘆くあなたに、今回は、室内でも楽しめるインテリア用の観葉植物を紹介したい。特に、ミニ観葉植物はそのサイズゆえどこにでも置ける手軽さや、日陰でも問題ない品種が多くなった。また水やりも1週間に1回程度で良いというお利口ぶりに加え、屋内の空気洗浄やストレス解消などのいやし効果があるらしいから試すほかない。
そこで早速Truffaut Quai de la Gare店へ。広くて気持ちよい店内は、種類豊富な植物たちでいっぱい。サイズも値段もピンからキリまであるし、超初心者の質問にもスタッフが丁寧に答えてくれる。私は手ごろなミニ観葉植物に狙いを定める。バスルームなどの水場は湿気や温度変化に強いポトスや、丸みがあってとにかく可愛いベビーディアーズをチョイス。光があまり入らない場所にはアイビーやドラセナ。居間には乾燥に強いサンスベリアやソレイロリアがおすすめ。人気者ミニサボテンももちろん乾燥した場所には最適。個人的には広がりを見せるワイヤープランツ系が特にお気に入りだ。この店ではこれらを2~8ユーロで購入できる。それを2ユーロくらいのシンプルな鉢に入れてあげれば、インテリアとして素敵なミニ観葉植物が完成する。鉢はわざわざ購入しなくても、ジャムなどの空き瓶でも十分だ。こんな可愛いミニ観葉植物は、テーブルや本棚など置く場所を選ばず、生活に潤いを与えてくれる貴重なアイテムになりそうだ。(ミ)
バスルームの緑は心が安らぐ。
ミラーの手前に飾るときれい。