繊細な美貌で、20歳の時にロベール・ブレッソン監督の『湖のランスロ』で役者デビュー。だがアンベール・バルザンはプロデューサー業を選びとったのだ。アラブ系監督と強い信頼関係を保ち、ヨーセフ・シャヒーンやエリア・スレイマン作品を製作。またサンドリーヌ・ヴェッセやヨランド・モローなど新しい才能にも手を差し伸べた。
日曜日も休みなく仕事をしていた彼は、3年前の冬、50歳の若さで首つり自殺。周りからは優雅にみえたが負債も抱えていた。映画に殉死した彼の存在は、プロデューサーという仕事の意味を私たちに突きつける。パリシネマテークでは5月5日から27日まで、孤高の映画人の仕事を回顧上映で振り返る。(瑞)

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