クリニャンクールの蚤の市は、入口付近でアジア人目当ての強引なひったくりが多く、危険。いいものを探すなら、ヴァンヴの市が安心だ。けれども、ヴァンヴは、蚤の市の後のほうが面白い。アラブ人女性の熱気でムンムンする格安衣料市に早変わりする。客の80%が女性だ。家族全員の衣料が1ユーロから揃う。珍しいのは、転んだ時にスカートの中が見えないようにという配慮から作られた、裾にレースのついた綿の女性用モモヒキ(5€)。豪華なアクセサリーセット(30€)や、ロング丈のパーティドレス(60€)も。
もうひとつの蚤の市、モントルイユでのおすすめは、入口付近の2〜5€の格安山積み衣料。新品同然が多く、状態はヴィッド・グルニエの古着よりずっと良い。モントルイユで買物した後は、1駅分歩いて、日曜営業のトルコ食材店でゴマパン(0.8€)を買おう。ナンテールから買いに来る人もある人気商品。平日40個、土日200個がすぐに売り切れる。(羽)
*ゴマパン:Sarah Oriental,
170-172 rue de Paris, Montreuil
*Vanves衣料市 14h30-19h
M。 Porte de Vanves
*Montreuil蚤の市
M。 Porte de Montreuil
9月の新学期と夏休み前に特に多い。プロも混じっているので注意が必要。売り物が同種の品ばかりで骨董ぽいならプロ。子供が大きくなって不要になったゲームや子供服を出している子連れのお母さんの店は素人の店とわかる。
お買い得品は日用品。前回は、新品同様のランプシェードを3€で買った。服は着古し感が強くイマイチ。値段もそれほど安くない。けれども、センスのいい人の店では、掘り出し物に当たる。本もいい。少し前に話題になった本が1e程度で買える。
メニルモンタンの6月のヴィッド・グルニエでは、幼児のいる地元女性の4人組が共同出店。「売上げは、9月に別のヴィッド・グルニエでの買い物にあてる」とマリアンヌさん。9月のrue de la Villetteでのものがおすすめ。
出店希望者は、インターネットなどで情報を得て、主催団体に連絡する。13区で出店していた、6回目のベテラン、ジャスミンさんは「1店につき幅は最低
2m必要。テーブルに布を敷いて清潔感を演出して」とアドバイス。おもちゃがよく売れるという。地域住民に限る場合もあるが、ほとんどは場所代を払えば出
店可能だ。(羽)
http://vide-greniers.org
grassmatグラスマット
贅沢で優雅な朝にこだわったコンセプトストアが昨年末、BHVデパートの裏に出現。店内を見渡すと、ふわふわの羽布団やクッションののったベッドに、その
上で食事ができるようなプレートや食器、ルームライトやゆったりした部屋着など、休日をとことんリラックスして過ごすためのあらゆる贅沢が並んでいる。リ
ネン類や衣料は絹や綿などの天然素材で色も生成やベージュ、ブラウンなど落ち着いた色合いばかり。
職人さんが作ったジャムや紅茶、バナナやショウガ風味のチョコレートなど、ブランチのヒントになりそうな食料品もある。のんびりとお肌の手入れをするための基礎ケアやスパ系の化粧品も揃う。
贅沢を追求しているだけに、お安くない商品が並ぶ店内だが、日曜の朝を快適に過ごすアイデアがたくさんあって一見の価値あり。(里)
*17 rue du Temple 4e 01.4271.1667
M。 Hotel de Ville 日月14h-19h /
火〜金11h-19h /土11h-20h