ビジネス街 色あざやかな ネクタイや N° 607 2007-04-01 3月初めだが、パリは本当に暖かい。9区のノートルダム・ド・ロレット教会の前を通ると、階段にはお昼ごはんを食べながら日向ぼっこをしている人がずらりと並ぶ。 前から思っていたけど、フランスのビジネスマンの服装はとてもカラフル。日本だったらキザになりそうだけれど、なぜかフランスではとても自然。いつもどうやって選んでいるの? 光沢のある紫のシャツにピンクのネクタイ姿のロマンさん(24歳)と黒いシャツに白いネクタイのジョナタンさん(23歳)に聞いてみた。 二人とも「自分で選ぶ」と即答。「全体のコーディネートが大切だから、シャツとネクタイのバランスを考えて買うよ」(ロ)。「ボクは自分がいいと思ったものを選ぶ。でもたまに同僚からすぐに『それ全然似合わない!』とダメだしされる。そうしたらもうその組み合わせは着ないよ」(ジ)。人材派遣の企業に勤める二人の職場は、全員ネクタイを着用しているそう。「クライアントに会うから見栄えが大事」(ロ)。「以前勤めていた職場は、クライアントとのコンタクトが少なかったから、普段はTシャツ。クライアントが来た時だけ、ロッカーにあるシャツとネクタイを出して着けるという具合だったよ。今はありえないけどね」(ジ)。今の仕事には満足している? との質問に元気よく「ウイ!」と答える二人。クライアントとのコンタクトがとても大切で、プレッシャーもあるけれどそういった緊張感が好きと話す。 休日は「友だちとサッカー」(ロ)、「友だちの家に集まるか、バーやクラブへ」(ジ)。二人とも、平日はお堅い格好なので、休日はジーンズにスニーカーというカジュアルなスタイルになるという。(穂) 左がロマンさん、右がジョナタンさん。 Share on : Recommandé:おすすめ記事 マスク着用必須サイン/パリ、ボルドー、トロワなど 包んで、結んで、風呂敷ドレス。/ジュイ布美術館 Les Grands Voisins / パリ14区 サパンの捨てかた。 ただいま、ノエルの飾りつけ中! また、スカーフ論争。 Gare du Nord 〜 Place de la Nation