被写体の存在感がずっしりと伝わってくる。 “Bruce Davidson”

100eme rue, Harlem, New York, 1966-1968
CR: Bruce Davidson / Magnum Photos


G A L E R I E
Galerie Fait & Cause

 貧困、不平等、不正など社会的な問題をテーマにした写真だけを扱うという、珍しいギャラリーだ。芸術家を支援するアソシエーションをバックに、1997年に設立された。
 「写真を通して、社会問題についての人々の意識を変えていくことが目的」と、責任者のミシェル・クリストロンムさんは言う。クリストロンムさんは、人道的活動をするNGOで約20年働いた。その時に、写真が社会的な現実を伝えるのに一番適したメディアだと気付いた。
 「社会的な写真とは、一つの社会的テーマを長期間追った写真家の作品。本人の問題意識も明確だ。戦場や難民キャンプに3日だけ行って撮った即席の報道写真は、社会的な写真とはいえない」
 テーマの重要性だけでなく、写真の質も展覧会を開く際の選択基準だ。  
 4月28日までは、アフリカ南部、ソウェトのスクワット・キャンプで、失業や暴力、エイズにさらされた毎日を送る女性たちを捉えた、アレクセイ・リブーの『土地なき女たち』展を開催。年に4、5回、こうした展覧会を行っている。(羽)


58 rue Quincampoix 4e 01.4274.2636
M。Rambuteau
www.sophot.com
●Afghanistan, les tresors retrouves
 アフガニスタンで発掘された、紀元前2千年からヘレニズム文化期までの古代都市の至宝220点。インド、中国、ギリシャ、ペルシャ文明が交じり合う。洗練された金細工の装飾品が美しい。4/30迄 (火休)。
ギメ美術館 : 6 place d’Iena 16e

●工藤哲巳 Tetsumi Kudo (1935-90)
 60年代からパリに住み、前衛的なハプニングやオブジェで知られた工藤の回顧展。男根がさなぎになったり鳥になったり。常識の仮面が覆され、かき乱される。5/13迄(月火休)。
La Maison Rouge : 12 bd de la Bastille 12e

●Jean-Pierre Sudre (1921-97)

 独自の技法を探求し、実験的な作品を作った孤高の写真家の回顧展。マニエール・ノワールのような深みがある。塩を乗せて化学変化させた写真、植物を載せた写真など。4/28迄。
Galerie Chambre avec vues : 56 bis rue des
Plantes 14e

●Ilse Bing (1899-1998)
 「ライカの女王」と呼ばれたドイツの女性写真家。30年代はパリを撮り、第2次大戦中にアメリカに移住。見慣れたパリ風景の細部が、浮き彫りのように何層にもなって浮き出てくる。 5/3迄。
Galerie Karsten Greve : 5 rue Debelleyme 3e

●Renaud Jacquier Stajnowicz

” Ce qui repose est fqcile ? saisir” 2006

 長方形を重ねた抽象画。脳の奥の小さな部分が心地よくかすかに刺激される。音楽が聞こえてくるという人も。4/27迄。
Galerie Lahumiere : 17 rue du Parc Royal 3e


 

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