欧州連合憲法条約批准の賛否を問うフランス社会党の党員投票で、賛成票が反対票を上回り、「賛成」の旗頭だったフランソワ・オランド第一書記長(50)は、2007年に行われる次期大統領選の有力候補として浮上した。「今度のキャンペーンで私の政治的立場が明確になった。これは、政治ではとても大切なことだ。(…)大統領になることは一つの達成であり、機会があったら自分の番を逃すことはない」 1954年ルーアン生まれ。父は医師。1980年にENA(国立行政学院)卒業、88年からコレーズ県の国民議会議員選挙で3回連続選出される。97年に社会党第一書記長に。2003年にも再選され、今に至る。 貫禄が売り物だったこれまでの政治家とは違い、偉ぶったところがなく、快活でユーモア好き、党内に友人も多いが、「すべすべしすぎていて頼りない」という批判もある。やはり社会党の有力者で、彼以上にマスコミに登場することが多いセゴレーヌ・ロワイヤル(ポワトゥ・シャラント地方圏議会議長)と家庭を持っている。趣味は、ヴェロニック・サンソンやベナバールなどのシャンソンを聞くことだという。(真) |
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