「欧州連合憲法条約批准に関し、賛成票を投じた社会党員は、この条約は妥協の産物ではあるが、むしろ前向きであり、この条約によって新しいヨーロッパを建設していくことができる、と判断したからだ」
コンバンディット欧州議会緑の党議員 「私はグアドループ島出身で、5年前から、第二の故郷ともいえるノルマンディー地方に住んでいます。混血児の私がミス・フランスとして選ばれたことを誇りに思っています」 |
シャンゼリゼ大通りは、11月23日からプラタナスの並木に13万5000個の電球が吊されて輝いている。 11月末には対立する郊外の若者グループ間の乱闘があって一人死亡という事件があり、年末警戒も例年以上に厳重だが、観光客やクリスマスの買い物に来た市民たちで遅くまでにぎわっている。 |
約6000人 12月1日の国際エイズデーに「フランスではエイズに関する警戒心が後退し、感染者が増加している」とシラク大統領。フランスでは、この1年間に約6000人が新たにエイズに感染した。コンドーム使用のキャンペーンにもかかわらず、最近は感染者数が、男性の同性愛カップルを中心に増加している。世界的に見ると、この1年間で490万人が新たに感染。310万人が死亡。感染者総数は3 940万人。
77.6%
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41億ユーロ 2012年にパリで夏季オリンピックが開催された場合に予定されている総経費。 1.3456ドル |
●ラグビー、ニュージーランド強し 11月27日、フランス競技場で、仏ラグビーチームとニュージーランドチーム(オールブラックス)の親善試合が行われたが、オールブラックスが果敢な攻撃で5トライをあげ、45-6と圧勝。 ●ニコラ・サルコジ、民衆運動連合総裁に 11月27日、パリ郊外ル・ブルジェで、約4万人の党員を集めて、与党の民衆運動連合(UMP)全国大会が開かれ、1週間にわたってフランス全国で行われていた総裁選挙の結果が発表された。ニコラ・サルコジ前経済相が約85%を得票して新総裁に。11月29日、数日間空席になっていた経済相の後任にシラク派として知られるエルヴェ・ゲマール前農林水産相が就任した。 ●イスラムのスカーフで約30人退学 11月28日の政府発表によれば、フランス全国で、法律で禁止されたイスラムのスカーフを校内でかぶり続けていた女子生徒約30人が退学処分になっている。 ●社会党、欧州連合憲法条約に賛成 12月1日、フランス社会党は、欧州連合憲法条約批准の賛否を問う党員投票を行った。党員12万人のうち約10万人が投票、即日開票で「賛成」が58.5%に達した。2007年の大統領選への出馬をうかがうファビウス元首相は、「反対」キャンペーンを行い現執行部の不信任をねらっていたが、裏目に出た。この党員投票直後に日刊紙Liberationは「次期大統領選にふさわしい社会党候補者は誰か」という世論調査を行ったが、ジョスパン元首相が20%、ジャック・ラング元教育相が18%、ストロス=カン元経済相が16%、オランド第一書記長が14%、ファビウスが8%の支持を集めた。 |
●「愛は犯罪より強し」 ノール県のドゥエ重罪院で建築家ジャン=クロード・ゴドリ(57)の裁判が行われた。未払いが重なり15万ユーロの借金に苦しんで神経衰弱に陥っていた被告は、2002年9月20日、まず妻のシャンタルさん(56)に向けて猟銃を発砲し自殺を図ろうとしたが、ちょうど帰宅した息子の説得で自殺を断念。妻は失明。公判中も妻は「ジャン=クロードと離ればなれになることは失明よりも苦しいことです。あの行為は絶望からです」と夫を弁護。11月30日、懲役5年執行猶予つきという情状酌量の判決が下り、被告は自由の身になった。 ●フランス国鉄の警備員が暴行 11月30日午後8時ごろ、セーヌ・エ・マルヌ県にあるヴィルパリジス・ミトリー・ルヌフ駅(RER b線)で、投石していた酔っぱらいと勘違いされたアブデルカデールさん(21)は、SNCF警備員数人に捕えられ、頭部を膝打ちされるなどの暴行を受け、駆けつけた警察官に保護されて(警察官も暴行に加わったという証言もある)警察署に連行されたが、頭部出血で意識不明になり近くの病院に運ばれた。警備員3人が逮捕された。12月4日、被害者が住んでいるヴィルパント市で、家族や友人ら300人が「正義と真実を!」と訴えながらデモ。 |