抱っこするのも 怖い。


子供たちも楽しめるカバン展。
●Le cas du sac
 カバンの起源は、紀元前3000年に遡る。人々はベルトにバナナ型の袋を縫い付け、背中には草を編んだ籠を背負っていた、という。1991年にアルプスの奥地で発掘されたというこの男性のカバンの中身は一体何だったのだろう? カバンを持つ、という行為は、自分の身の回りの物を持って移動すること。そういう意味では、遊牧民が馬やらくだにつける鞍だってカバンだといえる。中世期に存在した頭陀袋や巾着は、ルネサンスに入ると色も形も洗練され、そしてまた時を経て現在のファッションクリエーターたちによって蘇る。
 子供たちが気に入りそうなのは、20世紀初めの子供の「おやつを入れるカバン」、(本物の!)魔女たちのカバン、犬や猿、オマールえびにチェスの駒などさまざまな形と色をしたカバンたち。傘や手袋と一体になったカバン(ジャン=ポール・ゴルチエ作)もアイデアが面白い。
 「プロと趣味のカバン」というコーナーでは、郵便配達夫、水道工事人、看護婦、羊飼い、狩人、ワイン製造者など、色々な職業用のカバンが展示されていて、社会科見学のよう。約500点のカバンが勢ぞろいしているが、展示台が腰高に設置されているため、背の低い子供をいちいち抱き上げながら見学するのが少し大変かもしれない。展覧会と並行して、4-6歳、7-12歳、10-14歳と年齢別の、子供向けアトリエもある。(海)

Muse de la mode et du textile : 107 rue de
Rivoli 1er 01.4455.5750 www.ucad.fr
2005年2月20日まで(火-金11h-18h
土日10h-18h 月休)。4.5€/6

●Kapla

 子供から大人まで楽しめる積み木といったらカプラです。ランド地方の松の木から作られた、厚さ約0.7cm、ヨコ2.3cm、タテ11.8cmに統一された長方形の積み木だ。最近は赤や青に塗られたものもあるが、オリジナルの白木で木目が見えるものの方が想像力をかき立ててくれる。表面はなめらかで、角度もきちんと90度に作ってあるから安定がよく、面白いように積み重ねていくことができる。幼児なら、ただ高く積んでいけるだけで楽しめるし、大きくなったら、お城、塔、橋と手の込んだものにアタック。そんな作品たちを写真で記録しておくこともおすすめだ。(真)

*白木200個入りが44.95€(Fnacで)。
青/赤・オレンジは40個入り19.95