男の子? 女の子?


素朴なアニメで親子ともども息抜き。
●Le petit bonhomme
 ルーマニア出身のポペスク=ゴポの短編アニメたちには、私が子どもの時、教育テレビで親しんだチェコや旧ソビエトのアニメに似た懐かしい形やリズム、そして色調がある。タイトルにもあるbonhomme(おじさん)が私たちの案内役。どの短編にも登場する彼を通し、人類の誕生から進化の歴史、太陽と地球の関係から宇宙のしくみ、そして科学や技術の発展が、動物や自然に及ぼす影響などについての小さな物語が展開される。
 私が気に入った「3つのりんご」と名づけられた短編では、木に実るりんごをめぐって形成される人間の上下関係に加え、自分が発明した機械に人間が支配されていく様が描かれ、説教臭くはないにしてもかなり教育的、道徳的、哲学的なメッセージが含まれている。「3歳児から」と指定されているけれど、内容をきちんと理解してもらいたいというのなら、もう少し年長向けかもしれない。
 単純な線画と絵だけで語る物語は、CGや3Dだのを駆使してつくられる現代のアニメに疲れた目や耳には新鮮に感じられる。
 夏休みも近くなり、すでに公開されたハリー・ポッター3に続いてShrek(6/23公開)、スパイダーマン2(7/14)など、子どもたち向けの大型映画作品公開が控えているけれど、たまにはこんな素朴な作品で親子ともども息抜きしては?(海)

Cinema Latina : 20 rue du Temple 4e
01.4278.4786 水・土・日14hの回。
*ロードショー作品以外の、子どもたち向けの映画作品は、パリ市とパリ近郊にある28の独立系映画館が定期的に開く “l’enfance de l’art”(夏期休暇中は1,2,3 cinemaと呼ばれる)で、上映されている。www.cinep.org

●Cendrillon s’en va-t-en guerre
 『シンデレラは戦争に行く』は、バザール・テアトルの女優さんたちが、コメディア・デラルテ風にユーモアいっぱいのシンデレラ劇。日曜の午後、親子で楽しみましょう。
20日/16h30。入場無料。
Square Edouard Vaillant 20e
M。Gambetta

●クレテイユでヨット教室
 パリ郊外のクレテイユ市には人造湖があり、そこのヨットクラブが、7月5日から8月25日までヨット教室。
月曜から金曜までの5日間コース(8歳から):117e、3時間の子ども向け入門教室:10e。ウインドサーフィンの教室もある。
Ecole de voile : rue Jean-Gabin
94000 Creteil 01.4898.4456
M。Creteil-UniversiteでTVMのバスに乗りBase-de-Loisirs下車。