フェスティバル / フェット(祭)
逆さまの森
幹を上にして天から地上12mまで逆さまに降ってくる森? ナラやカシ、カエデなど、それぞれ枝葉をからませ、葉の影からは小鳥のさえずり。夜は無数のほたるが舞う。舞台設計・グラフィックデザイナー、L・ロムの考案。写真はルーベ市役所前広場 (2月中旬迄)。
– Arras: Place des Heros
(2/19-4/17)
– Lille: Grand Place/Place du
Theatre (5/8-7/5)
スター・ロード
SFマンガ作家J – C・メジエール(『ヴァレリアン』の著者。ベッソンの “5th Element” で装飾担当)による《Chemin des Etoiles》。道路をはさみ7基が並ぶ高さ8mのがっしりしたアーチ型宇宙ステーション。セメントでできた下部壁面ではユーモラスなビデオクリップを常時放映。写真は、2月初めまでリール・フランドル駅前フェデルブ通りに設置されたもの。
– Lille: 西郊外Lomme (4月中旬-6月上旬)
– Maubeuge (6月中旬-8月中旬)
田原桂一「虹の門」
17世紀初期にリールの町境に建てられた門の一つ、ルーベ門はリール・ユーロップ駅前のマティス公園入口に立っている。夜間、レーザー光線が横切り赤みがかった虹が浮かび上がる。
– Lille: Porte de Roubaix(11月迄)
カーニバル
だれでもが仮装して歌って踊って、ニースにも負けないダンケルクのカーニバル。
– Dunkerque (2/14-3/1)
Fete des Fallas
スペインはバレンシアの、18世紀にさかのぼる伝統的ファイヤ祭(聖ジョゼフ祭)。ファイヤとは、昔から3面記事に出てきそうな悪名高い人物を意味し、市民は張り子や石膏で作った高さ10mもあるファイヤをかざして街をねり歩く。リールでも各区の広場に飾られ、祭のあと、すべてのファイヤがマティス公園に集められ、花火や音楽が響きわたるなかで燃え上がる。
– Lille: 旧市街(3/27-28)/マティス公園(4/3-4)
ダニエル・ビュラン「紅白リング」
赤/白、黒/白の縞が得意のビュラン。古い建物が囲む広場いっぱいに広がる輪が地上4mの高さに浮上、光が走りまわる紅白のリング。
– Lille: L’Hospice Comtesseの裏 (11月迄)国際凧あげ大会
インドやタイ、中国など有力な東洋勢も参加。大西洋の空に舞い上がれ! 今年はどの国に軍配があがるかお楽しみ。
– Berck-sur-Mer (4/16-25)
スープ大会
庶民的界隈ワゼムにグラン・シェフたちが集まり、自慢スープのコンクール! 見学人はゴクゴク味見の連続。
– Lille: Wazemmes 地区 (4/30-5/2)巨人祭
北国の象徴、巨人たち。動物から怪獣、王・女王さま、歴史的人物まで、高さ10mはある巨人たちが、隣国ベルギーやオランダ、英国からも参加し街を闊歩する。
– Lille: 旧市街 (7/9-11)
ダンス・音楽・スペクタクル
シェイクスピア演劇
「オセロ」(仏語訳付) 21€/17€
– Tourcoing: Theatre de l’Ideal (3/13-20)
「アントワンヌとクレオパトラ」21€/17€
– Lille: Theatre du Nord (3/25-4/16)
「白蛇伝」
北京オペラ座劇団による京劇公演。(3/26-28)William Forsythe
フランクフルト・バレエ団を率い、即興でありながら計算されつくしたダンス。(5/10-11)
– Lille: 以上、Opera de Lille (5~30€)
アコーデオン
ベルギーやフランス北部の民衆音楽に欠かせない楽器がアコーデオン。ジャズからクラシックまで、会場からビストロ、街頭にまで響きわたる。(5/22-30)
– Lille: Porte des Postes (Barnum) / 旧市街
アコーデオン国際コンクール決勝。
– Lille: Opera de Lille (6/19, 20h-) 無料
ワールドミュージック
エレクトロ・伝統・ワールドミュージック・フェスティバル “La Noche”。ブエノスアイレスのミュージシャンとダンサーが本場のタンゴ。
– Lille: Jardin des Plantes (6/11-13)
ジプシー、ケルト、スペイン、ポルトガル、マグレブと、熱気にあふれるファンファーレが町をねり歩く “Les Mille et Une … Danse (千一夜…ダンス)”。
– Villeneuve d’Ascq (5/19-22)
サーカス
仏米サーカス団Cahin-Cahaが、グリム兄弟による童話をもとに、ときには残酷な、ときには官能的な魔法と叙情詩を空中に描く。
– Lille: Barnum des Postes (4/29-5/14) 16€/12€
にぎやかに点滅する漢字いっぱいのネオンや提灯、雑踏の騒音、露天商と、上海の下町さながらの熱気。
中国物産品の屋台も並ぶ。
– Lille: rue Faidherbe (3-5月)
– Dunkerque: Citadelle (6月)
– Villeneuve d’Ascq: Place Leon-Blum (10-11月)マラケシュ
マラケシュの広場をリールに再現。香草の匂いがただようテント下では音楽や歌を聞きながら珍味を味わえ、屋台には民芸品があふれ、モロッコ・ムードを満喫できる。
– Lille: Grand’Place / Wazemmes-Maison Folie
(8/20-22)
エジプト
エジプト展に合わせ海岸沿いにスークが立つ。
– Boulogne-sur-Mer: Quai Gambetta (7月)
ジャマイカ
メゾン・フォリーに滞在するジャマイカ人アーティストとともにレゲエにサルサ、音楽のほかに現代作家の作品や特産品、料理も味わえる。
– Roubaix: La Maison Folie- La Condition Publique
(5/15-7/15)