どこか思春期のあどけなさを残す女優リュディヴィーヌ・サニエ(24)。今年は彼女の主演作2本(フランソワ・オゾン監督のSwimming pool とクロード・ミレール監督のLa Petite Lili)がカンヌ映画祭のコンペ部門で上映され、それぞれの役柄をみごとに演じ分けていて高く評価された。近々公開されるハリウッド大作『ピーターパン』では妖精役を演じ、国際的なスターの座にも近づいている。 父は高級官僚、母は演劇や映画好きという恵まれた環境に育ち、6歳から演劇学校に通い、テレビ映画に子役で出演する。がんばり屋の彼女は、バカロレア取得と同時に、外国映画の吹き替えをやったりしながら自力で生活を始める。 「(長いプロモーションの旅が終わり)パリに帰ってきて、自分の生活に戻るためには、アパートを隅から隅まで掃除しなければなりませんでした」と、サニエは語っているが、いつもジーンズにTシャツという足が地についた生活ぶり。アーティスト対象の失業保険制度改正に反対するデモにも欠かさず参加する。(真) |
オゾン監督のSwimming pool “Rentrée à Paris, j’ai eu besoin de nettoyer mon appartement de fond en comble pour retourner dans la vie.”
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