フランスでも大都市郊外の団地の若者などを中心に、バスケットボール熱が高まっている。彼らのアイドルは、米国NBAのスパーズ(テキサス州サン・アントニオ市)で活躍するトニー・パーカー選手。21歳。年収600万ドル。イラク侵攻の際は、フランス人ということで、「ボクがしっぽを巻いて逃げ出すのを観客たちは望み、チーズやフライドポテトを投げられた」などの嫌がらせもあったが、クールに耐えた。 1982年、ベルギーのブリュージュに生まれる。離婚した米国人の父親とともに、トニー、テレンス、ピエールの3兄弟はフランス国内を転々とする。3歳の時に初めてボールを手にして以来、トニーのバスケットボール熱は高まるばかり。その才能は早くから注目され、14歳の時に国立スポーツ学校への入学が認められる。18歳の時にプロ入り。 9月の欧州選手権では、キャプテンとして、巧みなドリブルワークや見事なシュート力でチームを率いたが、残念ながら4位にとどまった。(真) |
“Ils me demandaient de foutre le camps. A l’époque, ils jetaient le fromage, les frites, le machin. |