7月の演劇はパリで? 地方で?

●Quel cinema !
 恋人と別れるきっかけをつくるために打った芝居がどんどん大げさになって、長い間コンビを組んできた映画監督とその脚本家、脚本家の娘と親しい男友達、そして脚本家の恋人の間にややこしい恋愛&人間関係が出来上がる。ブールヴァール劇によく見られる役者たちの芝居の大仰さが少し気になるけれど、頭を使わずにすむ軽い題材に思いきり笑って暑さを吹き飛ばすのもいいかもしれない。芝居前にはパレ・ロワイヤルでの散歩もお忘れなく。原作&演出ともにフランシス・ジョッフォ。夏中公演。
*Theatre du Palais-Royal 01.4297.5981 

●祭りだ! 演劇だ!
 暑い夏とともに今年もまたフェスティバルの季節がやってきた。アヴィニョン演劇祭(7/8-28)は開催責任者の世代交代を記念して、演劇祭の歴史の立役者たちを招いてのお祭りとなりそうだ。A・ムーシュキン、P・ブルック、J-C・ガロッタ、D・ブザースなどのベテランから、A・プラテル、バルタバス(ジンガロ)、E・ラカスカード、R・ガルシア、A・ラテッラなど、フランス、ヨーロッパから集まる中堅や新人演出家が一堂にそろうと、さすがプログラムwww.festival-avignon.comにも迫力が出てくる。アヴィニョンでは、700以上の演目が世界中からやってくるオフ(7/9-30)www.avignon-off.orgもお忘れなく。
 今年で52年目を迎えるぺリゴール地方サルラのFestival des jeux de theatre(7/18-8/6)では、フランス中から集まった演劇カンパニーが古典から現代劇までを披露する。 公演はすべて野外で、しかも涼しくなった夕方からというのが、暑い地方ならではの嬉しい気遣い。(海)
*Comedie Francaise: Salle Richelieu

01.4458.1515


Dance
●Paris Quartier d’ete
 パレロワイヤルではRobyn ORLINが、以前アベス劇場で見せてくれた『We must eat our suckers with the wrappers on』を再演。彼女の作品の中でも特にメッセージ性が強い。南アフリカに生まれ、住む振付家としては、エイズ問題を取り上げることは必然だったと語る。けれどあいかわらず明るく力強い。
28日~31日(22h)
 ラ・ヴィレット公園では、久々にPhilippe DECOUFREを見ることができる。ユーモラスな衣装と動きで、サーカスの演出やいつも楽しいスペクタクルを創っている。彼の像のデフォルメと戯れるソロ作品はどうなるのか ?
17日~23日(20h日休)


*Grande Halle de la Villette
M。porte de Pantin
*どちらのチケットもパレロワイヤル前placeColletteの専用窓口で7日から買える。12/15euros。
*0144949800 www.quartierdete.com