Le Reveil du Xeme–おいしいワインで地方料理を楽しむ。

 通りは「給水塔」(rue du Château d’eau)という名前だが、昼めしどきに35番地のレストランに押しかける客たちは、そろって「水」ならぬ「ワイン」好き。
 まずカウンターで、辛口ながらどこまでもフルーティーなカンシーQuincyの白を一杯引っかけたい(1.50€)。
  常連たちに囲まれたテーブルについたら、まずAssiette du reveil(10€)を注文。どこにでもある生ハムやソーシソンの盛り合わせ、とタカをくくってはいけません。味わい深い自家製のテリーヌ、脂加減が抜群のリエット、柔らかく仕上げられたハム、絶品としかいいようのないカンタル産のロゼット(ソーシソン)…。これを前菜にというのなら二人で一皿で十分。少し店が落ち着いた3時ごろにやって来て、これをつまみながらワインをゆっくり飲むというのもおすすめ。
 メインには、厚さが4、5センチはありそうな牛ランプのステーキが人気だが、ボクは、豚足とレンズ豆の煮込み(9.70€)、友人はオーヴェルニュ名物のpountiというフラン(8.80€)をとった。豚足のなつかしい味はともかく、タマネギやニンジンの入ったレンズ豆がいくら食べても飽きないうまさでビックリ! プンティの方は、豚肉のほかにベットという菜がたっぷり入った 柔らかなフラン。グリーンサラダがたっぷり添えられている。
 ワインは、ボージョレ産にしては、表面的に媚びたところがなく落ち着いた味わいのフルリーの半リットルピシェ(12
)。うっとり飲んでいると、ワインには目がない音楽仲間のカンタン君が店に入って来た。「ボンジュール!」。やっぱり本格的な店なのだ、とナットク。(真)


*35 rue du Château d’eau 10e
01.4241.7759 日休(火曜のみディナーあり)