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パリで現在いちばん開発が進んでいて、まったく新しい顔に変わりつつあるのは、オーステルリッツ駅裏からセーヌ川に沿ってマセナ大通りまでの、13区南東部地区だ。 これまでは、線路沿いの倉庫やら製粉工場(建物自体は美しかったけれど!)やらで、あまりパッとしなかったところだが、1991年にこの地区全体がZAC(協調整備ゾーン)に指定されてからというものは、国とパリ市の管轄のもとで、膨大な都市計画が推し進められている。1997年には超現代的なミッテラン国立図書館がオープン、98年にはこの地区とパリ中心部を結ぶ全自動地下鉄14号線(メテオール)が開通、2002年には中学校が開校、2003年にはMK2グループの映画シティー(14館)がオープン。それだけではない。2004年には製粉工場跡の新しい建物にパリ第7大学が引っ越ししてくるし、2005年にはミッテラン国立図書館からベルシー地区に向かって歩道橋ができ、近い将来、東洋語学校もこの地区に引っ越し…。 「パリの文化の中心は13区セーヌ沿い」とガイドブックに書かれる日も、そう遠くはないようだ。(セ) |
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