Kedjenou–西アフリカ煮込み料理の決め手は干し魚。

 18区のアフリカ街の市場を散歩していたら、おなかが空いてきた。簡単にお昼ごはんを食べられるアフリカ料理のレストランを見つけるのはむずかしいが、さすがに、ここはアフリカ街、そんな気楽な店があるので、便利です。
 通りに向けて貼ってあるメニューにはいろいろ品数があったけれど、いささか殺風景な店に入ると(ブリュッセルでも本格的なアフリカ料理の店はやっぱり殺風景なので油断はならない)、お店の人いわく、毎日二品くらいで、日替わりということ。それではお任せ、とビールを飲みながらしばらく待っていると、下からご飯の炊けるいい匂いがし、料理が登場。
 ニンジンやキャベツが入っている羊肉の煮込みにご飯がついてきた。一緒に行った友人は「ちょっとお味噌汁みたいな味」と一言。じっくりと味わうと、サバブシでとったダシのような風味が感じられる。そう、セネガルでも、象牙海岸でも、トーゴでも、干し魚がソースに入って、味に深みを与えるようになっているのです。隣で食べていたセネガル出身のおばさんに確かめてみたら、やっぱりそうだった。「こんな風にトマト味が基本になっている料理はチュウというんです。トマトが入らないとヤッサ」。そのソース、ご飯と混ぜ混ぜしながら食べると、懐かしのおふくろの味といったうまさ。テーブルに置いてあるおろし唐辛子を忘れずに加えたい。超辛だけれど、入れたとたんにうまさが倍増!
 「ねばねばオクラソースはいつですか」とたずねたら、「3、4人希望者がいるときは数日前に予約を入れてください。作りますから」と優しい返事でした。(真)


*42 rue Myrha 18e 01.4257.7119
無休/10h30-23h