Kootchi — アフガニスタン料理はスパイシーで繊細。
アフガニスタン料理って、中央アジア風ヨーグルト風味? パキスタン風のカレー味? などと心をときめかせながら出かけた店「クッチー(放浪民)」は、ジュッシューの大学のすぐ近く。店内は絨毯でおおわれ、とても落ち着いた雰囲気だ。 昼には55Fと78Fのメニューがあるが、あまり内容に違いがないようなので、二人とも迷わず55Fの方にした。ワインは軽いガメーの赤(59F)。 アントレに、友人はおすまし風スープ。ニンジン、カブ、レンズ豆入りで、コリアンダーなどのハーブの香りが素晴らしい。ぼくが選んだBodin Jon Lagatacはナスのキャビアの一種で、ニンニク風味のフレッシュチーズで和えてあり、とてもさわやかな風味。レモンの香りもするパンにつけながら食べると実にうまい。 メインに、友人はDahl Tomalawo 、ぼくはFossiliaをとった。前者は鮮やかな黄色で、カレーかなと思ったが、ターメリックで色づけされているだけでぜんぜん辛くなく、柔らかく煮込まれた子牛肉にぴったりのクリーミーなソースだ。後者は、やはり子牛肉の煮込みで、トマトをベースにしたソースだが、さまざまなスパイスが上品に溶けあっている。Atchak(65F)という一品もとってみたが、中国の影響なのだろうか、ホウレンソウ入り水餃子といった感じ。肉入りソースの上からヨーグルトがらせん状にかけてある。美味美味! デザートに出た牛乳プディングにもおろしたカルダモンがふりかけてあるし、スパイスの節度のきいた使い方にすっかり感心してしまった。おすすめ!(真) |
![]() アフガンスタイルの水餃子アチャック。 *40 rue du Cardinal-Lemoine 5e |

