セネガル、セネガル、セネガル!

5月31日、サッカーW杯開幕試合でセネガルが前回優勝国フランスを破った。マスコミはそろって信じられないような番狂わせと報道。ところが、セネガルは、欧州チームに負けない組織力と踊るように軽快な個人技でその後も躍進を続け、決勝トーナメントに進出。その1回戦では強敵スウェーデンを破って8強入り。カマラ選手が勝利のゴールを決めたとたん、18区のシャトー・ルージュなどにあるアフリカ人街に、セネガル国旗やその国旗をプリントしたTシャツを着たセネガル人たちがあふれ出た。三日後に、ミュージシャンのワジス・ディオップさんに出会ったら「もう心ここにあらずで仕事に身が入らない」と苦笑い。
“レ・ブルー” が予選リーグで敗退し、欲求不満気味だったフランスのサッカーファンたちも、セネガル応援団に早変わりしてしまった。フランスにはセネガル人が数多く住んでいるし、監督はフランス人のブルーノ・メツさんだし、グランドで奮闘するセネガル選手は全員そろってフランスリーグでプレーしているし、当然といえば当然。
セネガルチームは、トルコチームとの準々決勝で、延長戦までもつれ込んだもののゴールデンゴールを決められて無念の涙をのんだ。しかし、ナイジェリアやカメルーンの活躍ぶりからみても、21世紀のサッカー界でアフリカチームが主役を演じる日も遠くはなさそうだ。(真)

準々決勝でトルコと対戦。写真左のディウフ選手は試合前に「我々は、アフリカ、セネガル、フランスのために戦っている」と語った。