老舗の小劇場で、日本の歌謡ショー。 Au bec fin

 オペラ座に近いこの界隈が、現在のマレ地区のようなゲイの街だったころから続いているカフェテアトルAu Bec Fin。30年前と変わらずに一人芝居や語り、朗読、ミュージカルなどが毎晩上演され、フランスの演劇界の登竜門的存在にもなっている。
 『ドリアン・グレイの肖像』をテーマにした演劇は900回以上も上演され、いまでは俳優も6代目となり、公演回数の記録は更新され続けている。毎週月曜日の夜10時からは、オーディションが行われる。毎回約10くらいの出し物のオーディションがあり、オーナーのテュリエ氏の気に入ったものが採用され、約1カ月間の上演の機会が与えられる。公演までにたどりつける率は平均すると約5%という狭き門である。
 日本人のパフォ−マンス・デュオ
“les Romanesques” も選ばれた。テュリエ氏によると「オリジナリティーがあり、おもしろい内容だ」という。フランス語と日本語が混じった、ミュージカル構成になっており、〈没落貴族と無愛想なメイド〉という設定など、パロディーがうけているようだ。
 1階のレストランは約30席あり、公演の前後に食事をすることができる。2階の劇場はおどろくほど小さく、出演者の吐息が聞こえてくるほどだ。公演は曜日によって替わり、18時半、20時15分、22時の3回ある。午後には子供向けミュージカルなども行われる。入場料14€。食事(メニュー16
/24ロ)をする人は12に割引。(尚)

*6 rue Therese 1er 01.4296.2935

*「Vive les Romanesques ロマネスク万歳」

7月24日迄/19h 月(日本語)、火・水(仏語)