●人気テレビ局はFrance 3 2月末に行われた「どのテレビ局に満足?」という内容の世論調査によると、国営で各地方に密着した番組を制作しているFrance3が72%でトップ。France2 (65%)、M6 (63%)、La CinquiemeとTF1 (57%)、Arte (54%) と続く。 ●モンブラン・トンネル火災の原因は? 1999年3月24日、モンブラン・トンネル内で火災が発生し、トラックや乗用車に乗っていた38人と消防士1人が死亡。この惨事について、建築家、火災専門家などがまとめたリポートが、取り調べ中の予審判事に提出された。それによれば、トンネル入口前1.3kmの地点で乗用車から捨てられた吸い殻 (葉巻と推定される)が、すぐ後ろに続いていた大型トラックの吸気口に吸い込まれる。この吸い殻で空気フィルターから発火。入口から6.5 kmの地点で、トラックのモーターがストップし、そのショックでクランク室のオイルに火がつき、トラック全体が燃え上がる。後続のトラック11台、乗用車8台も炎上…。リポートは、トラックがストップしてからトンネル全体に赤信号がつくまで13分もかかったことが、これだけの被害者が出た原因であるとしている。 ●ボヴェさんら、またも有罪 3月22日、モンペリエ控訴院は、1999年8月12日、アヴェロン県ミヨー市で建設中のマクドナルドを襲い約100万フランの損害を与えたConf仕屍ation paysanne (農民連合) のメンバー10人の控訴を退け、ジョゼ・ボヴェさん (禁固3カ月) らに有罪判決。「予防原則にもとづいた抗議権を認めるべきだ」と訴えてきた被告団は、ただちに破棄院に控訴。 ●フランスでも口蹄疫発生 3月24日、サンドニ市のスタッド・ド・フランスで、サッカー日仏親善試合が行われたが、PKで先制したフランスが5-0 で圧勝した。「こんなにボールがとれないのは初めて。悲しくなりました」(森岡) ●ギ・ジョルジュ、遺族に謝罪 1991年から97 年にかけて、パリで7 人の女性が性的暴行を受けた後に殺害された事件の裁判が、3月19日からパリ重罪院で始まった。98年3月に逮捕されたギ・ジョルジュ被告 (38) は、数カ所の犯行現場から検出されたDNAと彼のDNAが一致していることや、彼の犯行の生き残りともいえる数人の被害者の証言などを前にして、犯行を全面的に認めていた。ところが、裁判が開始されると、被告は自供をひるがえして無実を主張。その後は黙秘作戦をとったりして、遺族の怒りをかった。3月27日、7人を殺害したことを新たに認め、遺族に謝罪。判決は4月6日。 ●シラク大統領を証人として召喚 3月27日、パリHLM疑惑事件を担当しているアルフェン予審判事は、シラク大統領に証人としての召喚状を送ったことを明らかにした。不動産プロモーターの故ジャン=クロード・メリー氏が「ジャック・シラク氏 (当時市長) のいる前で、ミシェル・ルッサン氏 (当時RPRの資金集めの責任者) に現金500万フランを手渡した」と告白しているビデオに関する証言を得るためという理由だったが、シラク大統領は、一国の元首という立場からいって召喚には応じられないと返答。 |