パリのアトリエ開放展 -アーティストのアトリエで作品が訴えかけてくる。

Artistes la Bastille

年間を通じて活動を続ける。
「開催期間以外でも、会員同志が協力しあい活動をしている家族的な協会だ」と話してくれた造形作家のトゥルトさん。2年前から、
“アルティスト・ア・ラ・バスティーユ”の会長として、会員たちの支援に前向きに取り組んでいる。「6月、ニース美術館で<禁欲>をテーマにした展覧会があり、30人のメンバーがいっしょに出展した」。9月のアトリエ開放展以外でも、文学作家との共同イベントやカタログ制作など、活発な動きをしている。
発足は89年、会員は230人。年会費250Fは定期刊行物や通信費用にあてられる。アトリエ開放展の参加費は650F。 これは資料の制作、招待状の発送、受付の費用などに使われ、事務所をかまえる余裕はない。
協会の運営メンバーは7人。イギリス人のジェームスさんは、5年前から協会の監査役として参加、自分のアトリエを打ち合わせ場所として開放している。機械じかけの動く彫刻を制作する彼のアトリエは地下鉄の駅から近いこともあり、毎回1000人近くの人が訪れる。それによく売れるという。「引っ越しをせずに10年間同じ場所にいるからかもしれない」。毎回新作を楽しみに見にくる常連客もかなりいるようだ。
「最近はいろいろな所で行われているせいもあって、新鮮さに欠け、飽きられているようだ。3年前の巨大パネルはそういう意味でとても刺激的だった。バスティーユ広場の横に、参加者100名の作品がそれぞれ1メートル四方という大きさで飾られた。案内所は今はフォブール・サン・タントワーヌ通りにあるので、まずは気に入った作品を探してから、見にいくのがいい方法だと思う」とトゥルトさん。

昔は会期中5日間、すべてのアトリエを回る好奇心旺盛の人も多かった。
ジェームスさんのアトリエでトゥルトさん (右)とジェームスさん(左)

3年目の巨大なパネルは人気を呼んだ。

 

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