東京は “東京ウォーカー” を持っています。ロンドンの人は “タイムアウト” を読むことができます。ニューヨークでは “ヴィレッジ・ヴォイス” が買えます。パリには何があるのでしょうか。 今までフランスの首都は本当のシティマガジンを持っていませんでした。これまでパリジャンは、「光の都市」パリでレストランへ行ったり、映画を観たいときは、”L’officiel des spectacles” か “Pariscope” を買っていました。最近、ル・モンドのような日刊紙もシティガイトを発行することを始めました。”Aden” という雑誌で、毎水曜の新聞に付いています。ル・フィガロ紙も “Figaroscope” を付録にしていますが、内容は映画や展覧会のプログラムだけです。週刊誌のテレラマにも小さなシティマガジンが中央に挟み込んでありますが、テーマが一つに絞ってあるので、読者の期待外れです。 しかし、こうした失望は過去のものになりました。9月1日以来、パリは本当のシティマガジンを持っています。”Zurban (ズルバン)” という新雑誌で、映画やレストランを紹介するだけでなく、パリの生活も分析しています。パリに長い間住んでいる人も、ズルバンでこの都市の新しい顔を発見できます。政治や文化もふくめてパリの全貌をとらえています。第2号では10区の “リトルインディア” を紹介しました。インタビューや短いルポでパリがオリジナルな都市に思えてきます。5フランでちがったパリを訪れて下さい。(クロード) インターネットなら www.zurban.com |