「あなたたちのやり方は不公平だ。こんな条件では失礼せざるをえない。きょう、そして当然のことながらこれからもずっと長い間、市長室での仕事が私を待っているので」と息巻きながら、保守系の次期パリ市長候補公認委員会の席をたったジャン・チベリ現パリ市長 (65)。 1995年に大統領に選ばれたシラク氏は、トゥーボン13区区長に比べれば器が小さいものの、ひたすら忠を尽くしてきたチベリ助役にパリ市長の座を譲った。 それ以降は、公営団地の広いアパートを好条件で息子や娘に割り当てたり、奥さんのグザヴィエールさんが不正給与受け取りで取り調べを受けたり、お膝元パリ5区で約800名の架空有権者が発覚したりなど黒星続き。退陣を迫る声も高まったが、「これは陰謀」と居直り、側近もあきれ果て孤立が深まるばかり。とはいえ、来年の次期パリ市議・市長選にはどんなことになっても立候補すると宣言しており、保守陣営は頭が痛い。(真) |
“La procédure que vous avez choisie est injuste (…) Dans ces conditions, je quitte cette réunion. Mon travail de maire m’attend en effet, pour aujourd’hui, et naturellement pour les longs mois à venir” |