外環状道路に近く交通の便がいい。

 「以前は、周りの街の雰囲気が良くて、夜、遊びに行くのに便利なアパートを探していたけれど、今は室内の快適さを一番に考えてる」とはシリルさん。奥さんのカーラさん、息子のルカちゃんと2年半前、モンマルトルの坂道にあるアパートから、ここPorte de Champerretに引っ越してきた。
台所でカーラさんと愛犬バンジョー君。
ひよこ色の壁と青の家具はシリルさんがペイント。

 


 南西に向いた2階のキッチン、広間、寝室それぞれの窓からは、朝から午後3時半くらいまで陽が入る。正面は小公園、どの部屋からも空と緑が見え、鳥の声が聞こえる。ガラス窓には3人が描いた雪だるまやサンタクロースの絵。居間には海を感じさせるオブジェ、旅から持ち帰った物。シリルさんはヘアスタイリストでカーラさんはメイクをやっている。作品の写真や、デッサンなども貼ってある。
 交通の便がいい。「パリの外環状道路に近いから、車でパリから出るのにラク。子供のためにも週末は田舎に遊びに行くから助かる。おまけに家のまわりに駐車しようと思えば、いつでもスペースがある」とふたり。地下鉄の駅とバスターミナルは50歩ほどの距離。2歳半の息子、ルカちゃんが通うルヴァロワ市の保育園へは徒歩5分。買い物は外環状道路向こうのハイパーマーケットへ車でひとっ走り。市内のスーパーより物価が安い。
 「僕はノルマンディー、カーラはパリ近郊の出身。一軒家で、自然に囲まれて育ったから小さくて暗いアパートに住むのは辛い。ここは2部屋で手狭になってきたから、この建物のなかの3部屋のアパートが空くのを待っているところ」
 ルカちゃんは2段ベッドの上に寝る。下段にベットはついておらず、ぬいぐるみやおもちゃの車が置いてある。今のところルカちゃんの一人部屋がないから、彼のスペースを設けた。カーテンをつけて開閉できるようにする予定。心地よい隠れ場所になりそうだ。
 建物は産業銀行基金の所有物で、銀行関係者のための住宅だが、知り合いの紹介で入居できることになった。「家賃は他のところの半分くらいかな」。いいことずくめのアパート、何か不満は? 「うーん、床暖房がよく効きすぎて冬でも暑いことくらいかな」。それは、不満のうちには入らないので…。(美)

近くには小公園が多い。
 交通量の多い2本の環状道路の近くに住んでいると、騒音や排気ガスが気になるのでは? の問いに「周囲は小公園が多くて、緑に恵まれているから大丈夫。ブローニュの森もそんなに遠くない」とカーラさん。
 
確かに、彼らの住まいから徒歩5分の範囲内には小公園が6つほどあるが、いくつかは年末の暴風で大木が倒れて閉鎖中だ。被害を逃れたラテンアメリカ小公園
には、チリの歴史家R・パルマ、ニカラグアの詩人B・V・マッケナ、メキシコの作家
J・シエラなどの銅像8体が半円形に並ぶ。その中央に、ベネズエラの軍人デ・ミランダ像が勇ましく立っている。フランス革命に参加し、1811年母国ベネ
ズエラのスペインからの独立のために戦った人物だ。
 この小公園の端には、ディスコ風室内ローラースケート場として名高い la main jauneの入口がある。週末はオールナイトもやってます。(美)

 

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