フランスで若手のチェロ奏者の活躍が目立っている。最近出たジャン=ギアン・ケラスが演奏したブリテンのチェロ組曲のCDも緊張感溢れるみごとな出来だったが、このアンヌ・ガスティネルにも注目したい。今回は、ブロッホの無伴奏チェロ組曲と、マンフレッド弦楽四重奏団と共演してシューベルトの大傑作、弦楽五重奏曲を演奏する。 21 日/11h 120F/60F (26歳未満) 当日券のみで10hより発売。 *Theatre du Chatelet : 2 rue Edouard Colonne 1er 01.4028.2840 ●スクラヴィス、テクシエ、ロマノ 日本ツアーも大成功だったバスクラリネット奏者ルイ・スクラヴィス、暖かく深い響きのベースを聴かせてくれるアンリ・テクシエ、歌うようなドラムを叩くアルド・ロマノのトリオが、アフリカ旅行から帰ってきてその印象を演奏。彼らに同行してアフリカの顔、顔を撮ってきたギ・ルケレックのスライドを同時に見ることができるのも、楽しみだ。 22日/20h30 132F (FNACなどで前売り中) *La Cigale : 120 Bd Rochechouart 18e ●トルコ、バルカン半島の音楽 中近東、東欧、西欧と、楽器、そして楽器に連れて音楽も移ってきた。ジャズ、民俗音楽、中世の音楽などを演奏してきたフランスの音楽家4人が”G殲殕ti” というグループを作って、トルコやバルカン半島の音楽を演奏するのは、やはりルーツを求めてのことなのかな、と興味津々のコンサートです。 11月26日/20h30 60F *ELELE : 20 rue de la Pierre-Levee 11e M! Republique 01.4357.7628 ●カルロッタ池田 もう10年以上たってしまったが、「アリアドーネの会」のカレ・シルヴィア・モンフォールでの公演は、フランスの観客に強い衝撃を与えた。リーダーだったカルロッタ池田は、現在も定期的にパリ公演を行い、舞踏だけが持つ浸透力で根強い人気を持っている。18日から21日までは、”Waiting” と題し独舞。24日から28日までは「春の祭典」と題し、彼女の振り付けで8人のダンサーが踊る。 いずれも21h (日曜は17h) 120F *Theatre de la Bastille : 76 rue de la Roquette 11e 01.4357.4214 |