1936年に人民戦線政府が有給休暇の制度を設けて以来、フランス人にとって夏のバカンスは「幸せな人生」のシンボルで、その年のバカンスが終わったときから、来年のバカンスを目指して貯金を始めたりすることになる。
車を使っていろんな名所を回る人もいるし、貸別荘を数週間借りてひたすらノンビリする人も多い。ヒッチハイクをしながら冒険を夢見る若者もいるだろう。
そんなフランス人のバカンスぶりをアンケートで探ってみよう。
夏の日焼けがまださめないうちに友人たちにバカンスのアンケートをしてみました。
その内容は
1) どこに行きましたか。
2) どうしてそこを選んだのですか。
3) どこに泊まりましたか。
4) どうやって見つけましたか。
5) いくらお金をつかいましたか。
6) いい思い出、いやな思い出。
7) 来年のバカンスはどこに行きますか。
いろいろな答えが返ってきました。
来年のバカンスのアイデアを練ることにしましょう。
●軽い荷物で出かけよう
何週間もバカンスに出かけることになると、荷物がかさばる。車で出かけるならなんとか詰め込めるが、TGV に乗らなければならないときにはどうする?SNCF の “Bagages à domicile” というサービスがとても便利です。出発3日前に 0.825.845.845
に電話。切符一枚につき3個まで送れて、1個当たりの重量制限は30キロだから、なんと90キロまでOK。それに料金も高くない。最初の1個が25€で、それ以上は1個につき11€。電話でクレジットカードの番号を教えて支払うことになる。すると、荷物を取りに来る日と登録番号を教えてくれる。自宅の住所とバカンス先の住所、それに登録番号を明記した荷札を2枚作り、一枚は荷物の中に、もう一枚は荷物の外に付ける。何度か利用してみたが、バカンス先に着くと、きちんと荷物が届いていた。このサービスは列車の切符を買うときに同時に申し込むこともできる。
●貸し別荘の見つけ方
早めにきちんと設備の整った貸別荘を見つけたい人は、Gîtes de France (56 rue Saint Lazare 9e 01.4970.7575) まで直接出かけて、バカンスに行きたい地方のカタログを買い求めるのがいい(一冊50F前後)。麦の穂の数が多ければ多いほど、住み心地のいい貸別荘です。買い物ができる近くの町、海岸までの距離なども明記されている。良さそうな物件が見つかったら、掲載されている電話番号を回す。
行きたい町の観光局や市役所に電話するのも効果的だ。すぐに登録されている貸別荘のリストを送ってくれる。
どこの町に行ったらいいかわからない人は、パリにある各地方の観光局を訪れたい。
●フランス各地方の観光局
Maison de l’Alsace (39 av Champs Elysees 8e 01 5383 1000)
Maison Alpes Dauphine Isère (2 pl Andre Malraux 1er 01 4296 0843)
Maison de l’Aveyron (46 r Berger 1er 01 4236 8463)
Maison de l’Auvergne (194 Bis r Rivoli 1er 01 4455 3333)(閉館)
Maison de la Bretagne (8 rue de l’Arrivee 15e 01 5363 1150)
Maison de la Franche-Comté (2 bd Madeleine 9e 01 4265 0200)(閉館)
Maison des Hautes Alpes (4 av Opera 1er 01 4296 0508)
Maison du Limousin (30 r Caumartin 9e 01 4007 0467)
Maison Poitou-Charentes (68 r Cherche Midi 6e 01 4222 8374)
Maison des Pyrénées (15 r St Augustin 2e 01 4286 5186)
Maison de Savoie (31 Av de l’Opera 1er 01 4261 7473)