フランスのテレビ評論家にとって、アメリカの番組は「質が悪い」と同義語です。特にシリーズものは内容ゼロという意見が定着しています。10年前だったらこの意見は本当だったかもしれませんが、現在は革新的なものになりました。
その米国のTVシリーズを見るためにニューヨークやサンフランシスコに行く必要はありません。フランスでも放映されているからです。こうしたシリーズを紹介した先駆者は、ケーブル・テレビ局のCANAL JIMMYです。1992以来、原語版とフランス語吹き替え版で毎週5つの優れたシリーズを放映しています。「アメリカのシリーズものはトップレベルに達した、という考えを認めなければなりません」と、TVシリーズの専門家アラン・カラゼ氏は説明しています。
特に “THE SOPRANOS” と “THAT’S 70’S SHOW” は大変な人気番組になるかもしれません。その前に “FRIENDS” がありました。 “FRIENDS” のストーリーは簡単でした。共同で家を借りている若い6人にはそれぞれ恋人がいて、料理やセックス、スポーツなどについておしゃべりします。独創的なテーマではありませんが、身をよじらせて笑ってしまいます。 “FRIENDS” の続きは2000年3月からです。
”THE SOPRANOS” の場合、テーマはプールで飼育した アヒルがいなくなったために、鬱病のマフィアのゴードファーザーが精神科医に診てもらうというものです。55分間とことん楽しめます。見て下さい。
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(クロード)
- *Canal Jimmy :”The Sopranos” 日曜21h05(原語版)、
“That’s 70’s show” 日曜20h40(原語版)。