広東の名物料理をだす東江樓は13区の中華街にある。
この店で必ず頼むのは、前菜にクラゲと細切り野菜とピータンのサラダ(48F)、主菜にPoulet fermier à l’étouffee au sel au gingembre et à la ciboulette。放し飼い鶏を生姜とネギで蒸したものに、鶏の抽出汁とスリ生姜のタレをつける。まるごと一羽で128F、半羽70F、1/4羽で40F。
そんなにお腹がすいていなくても、軽い塩味で白飯もすすむ。二人でクラゲサラダと1/4羽と御飯を頼んでも100Fだ。人数が多ければ1羽頼むといい。
今日は大食いの友人と来たので、チンタオビールのつまみに鴨の舌(50F)をとった。なんだかカエルを食べているような感じだったが、ちゃんと舌の形をしていた。鴨の舌に骨があるなんて…知らなかった。箸使いのままならない骨付き鴨の舌と蒸し鶏を食べ終わり、「仕事したって感じ…」と、前出の友人。全ての注文皿がいっぺんに来るので、ゆっくり食べたい人は、一品一品だしてもらうように言ったほうがいい。
デザートには意外とめずらしい豆腐花を試してみた。絹ごし豆腐に甘い生姜汁をかけた不思議な味。豆腐には醤油と決めつけていたので少し戸惑ったが、病みつきになりそうだ。
東江樓は常連の多い店だ。そして必ずこの生姜ダレの蒸し鶏を注文する。ここに来ればコレがウマイ! という確信のある家庭的な店は、ここ中華街ではあまり見かけなくなった気がする…。(麦)
Le Fleuve de Chine
Adresse : 15 av. de Choisy, 75013 Paris , FranceTEL : 01 45 82 06 88
木曜定休