フン害に憤慨、公徳チリ取り登場!

パリ市が犬のフン対策に当てる費用は、年間約6000万フラン。去年の11月までは、デコー社のモト・クロットというバイクが歩道のフンを吸い取っていたが、 あまりに高いこのサービスにパリ市は愛想をつかし、現在、他の企業との契約を検討中だ。

しかし、その間にもフン害の苦情が各区役所に殺到。17区のレモン区長さんは一週間で10通以上の手紙を受け取るようになった。フンを歩道に放置すると700~1000フランの罰金で、去年のパリ市内の罰金支払い令900件のうち、300件が17区というくらい、厳格な区なのだが…。
状況を打開するために、区長は4月初旬に《犬と飼主清潔作戦》を提案。紙製の使い捨て “公徳チリ取り pelles civiques” 1万個を無料で配り、区民に使ってもらおう、というものだ。
商店、17区の役所、市場を巡回するトラックが入手ポイントと聞いて、10軒ほどの商店で尋ねてみたが「聞いたことがない」という人がほとんど。噂を頼りにやっと見つけた店では品切れだった。その店の御主人は “公徳チリ取り” を使うのは、ふだんからティッシュペーパーで犬のフンの始末をしていた人たち。だから状況は変わってないと思 う。モト・クロットの廃止には賛成。高いお金を市民が払っていたのだから。パリでは一日に一人が犬のフンで怪我をし、病院に担ぎ込まれる。飼主がきちんと始末するべきだ。”チリ取り” もいいけど、一番効果的なのは罰金だと思う」と厳しい。
それに対して「罰金だと実際に払う人が少ないからダメです」とは、区役所の人の意見。でも “チリ取り” は区役所でも品切れだった。コストも一個 2フランと高くつく。フンとパリの熱い戦いは、これからも続く! (美)


 

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