アコーデオン奏者フレデリック・ダヴェリオのソロアルバムにショックを受けた。「アコーデオン界のジミヘン」と叫んだ評論家もいたらしいが、楽器の表現をとことん追求している点が似ていなくもない。たとえばタイトル曲で、彼が細かにアコーデオンを震わせると、たちどころにどこか不安げな街角の喧噪が浮かび上がり、通りに面した窓から優しい歌が流れてきて、行き交う人々のさまざまな心の揺れが見えてくる。それぞれ珠玉の小曲たちが、極上の短編映画のような物語を持っている。(南)さんに「天才だよ」とすすめられ、彼のアコーデオンとアンヌ・デュブレの歌による Les Petits Assassins のライブに行ってみたが、自由でいながら隅々まで神経の行きとどいた演奏に感動。
(真) |




アコーデオン奏者フレデリック・ダヴェリオのソロアルバムにショックを受けた。「アコーデオン界のジミヘン」と叫んだ評論家もいたらしいが、楽器の表現をとことん追求している点が似ていなくもない。たとえばタイトル曲で、彼が細かにアコーデオンを震わせると、たちどころにどこか不安げな街角の喧噪が浮かび上がり、通りに面した窓から優しい歌が流れてきて、行き交う人々のさまざまな心の揺れが見えてくる。それぞれ珠玉の小曲たちが、極上の短編映画のような物語を持っている。(南)さんに「天才だよ」とすすめられ、彼のアコーデオンとアンヌ・デュブレの歌による Les Petits Assassins のライブに行ってみたが、自由でいながら隅々まで神経の行きとどいた演奏に感動。