●TOMUYA CHANTE AUX BOUFFES DU NORD パリ・ニューヨーク・東京を股に掛けてライブ活動を続ける突無也(トムヤ)は、3年前の “La Vieille Grille” の POP-JAZZコンサート後、 映画音楽部門のグラミー賞作曲家で知られるA・バダラメンティとのコラボレーション・アルバム「Ruby Dragonflies」 を、ニューヨークで録音するチャンスを得た。彼の持ち歌の多くは、主にオリエンタルでいてJAZZY なポップスやシャンソン。今回は、バダラメンティほか、B・ヴィアン、M・ルグラン、服部良一、中村八大などの歌を中心に、日本人歌手としてはまれな日・仏・英語によるコンサート。 7月1日、 2日/21h。100F~130F。FNAC他 *Bouffes du Nord : 37bis Bd de la Chapelle 10e 01.4607.3450 *この突無也のコンサートにオヴニーの読者10名様をご招待。長南までご連絡下さい ( エスパス・ジャポン 01.4700.7747)。 |
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● TOMUYA / RUBY DRAGONFLIES (FLYINGBOX) 「ツインピークス」など、あまたの映画音楽を手がけたアンジェロ・バダラメンティとトムヤの出会いによって、日本人離れの感性に溢れた素敵なアルバムがニューヨークで制作された。 仏のアート作家が、段ボールを素材にトムヤをモチーフにした、このレコード・ジャケットからくるコワモテお兄さんのイメージとは正反対に、彼の甘くけだるい心おきない歌声は、まるでM・ルグランのスロー・バラードを聞いているようだ。「Ruby Dragonflies」 は、大正時代の唱歌を思わせる親しみやすい曲。映画主題曲「ひまわり」などでは、オーケストラの美しいストリングスのうねりの中に彼の甘いボーカルが静かに滑り込んで行く。仏語で歌うB・フォンテーヌ作「いろんな事が起こる」の彼の洗練されたオリジナリティに拍手。赤とんぼが飛んでいるこのCDを聞いていると夢心地になる。 (南) |
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