農業見本市

例年のごとく今年も3月1日から8日までポルト・ド・ヴェルサイユで農業見本市が開かれ、60万人以上の人出となった。
初日にはシラク大統領も訪れ、3時間以上にわたって展示会場を回り、地方名産品を味わったりコンクールで賞をもらった牛にさわったりしながら笑顔を振りまき、フランスが相変わらず農業に力を入れていることをアッピールしていた。
今年は、狂牛騒ぎのあおりで、「フランス産の汚染されていない肉」が主役になり、会場内で干草を食んでいた100頭あまりの牛たちも(中には1トンをこす見事な雄牛!)、どこか誇らしそう。
もうひとつの傾向として注目されたのは、有機農産物への関心が高まってきていることで、有機栽培で実った麦を使ったパン試食コーナーなどに人気が集中した。有機農産物は、フランスではまだまだ全体の農産物の1%弱だというが、量より質と、「健康な食生活」を望む消費者が少しずつ増えているのは確かだ。
年に一度のこの農業見本市をいちばん楽しみにしているのは、ふだんは家畜と接する機会のないパリの子どもたち。山羊や子牛のまわりでは “C’est mignon!” という歓声が挙がっていた。 (ルポと写真:住田元昭)

 

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