ブリュッセル、サント・カトリーヌ広場に人だかり。高めの小さな丸テーブルを囲んで、友人同士、家族同士、初夏の陽を浴びながら、Noordzee(フランドル語で「北海」)の魚料理を楽しむ人たちです。
レストランというよりも、カウンターと、店の周りと広場に置かれた丸テーブルで、ピクニック気分の立ち食いです。Noordzeeは評判の魚屋でもあるから、その魚や貝が新鮮でうまいのは当然といえば当然。名前を登録して注文し、料理を待っていると、「エディ!」、「ルイーズ!」などとうれしいお呼びがかかる。広場に料理の匂いが流れ、縁日を思わせるにぎやかさ、陽気さだ。
立ち食いといえば、ベルギー名物のフリット(フライドポテト)もそうだ。ブリュッセルで「ちょっと出てくるよ」と言えば、フリット屋に出かけて行くこととか。熱々のフリットに好きなソースをつけてぱくつく気取らないおいしさ、幸せ。
こんなベルギー人の食スタイルを、ブリュッセル、アントワープ、オーステンドに出かけて探検! (真)