フランス内務省が17日に発表したところによると、イギリス、スペイン、キプロス、ギリシャ、オランダからフランスに入国する人は、予防接種を2回受けていない場合は、7月18日0時から、国境で24時間以内の感染テストの陰性証明提示が必要となる。これらの国で休暇を過ごした人も、フランス帰国時にはワクチン2回完遂でなければ、24時間以内の陰性証明がなければ入国できないことになる。
今まではイギリスからの入国者に対しては48時間以内の陰性証明でよく、スペイン、ポルトガル、キプロス、オランダからの人は72時間以内の証明書でよかったが厳格化することに。
また、今までは二回目接種の2週間後まで待たないと衛生パス有効とならなかったが、2回ワクチンを接種した1週間後に完遂と認めることに。すでにコロナを患った人に関しては、一回目のワクチン接種の1週間後に完遂と認め、衛生パスが有効になるとした。
「Janssen」ワクチンは1回の接種で効果が出るとされており、こちらは接種28日後で完遂と認め、また「Covishield」ワクチンも衛生パスに有効とした。
フランスでも感染者数はすべての年齢層において再び増加傾向にあり、感染力の高いデルタ株は、感染者の63%を占めるように。マルティニーク、ギアナ、レユニオンなどでは感染率は非常に高く、本土でも、オキシタニー、イル・ド・フランス、プロヴァンス=アルプ=コートダジュールなどの3地域圏では、1週間に10万人中50人感染という警戒レベルを超える感染率となっている。