ヴェラン保健相は今週頭に「フランスでコロナ第4波が7月末に起こる可能性」を示唆したが、きょうはアタル政府報道官が閣僚会議後の会見で、本土13地域圏のうち、11地域圏で感染率(1週間の10万人中の新規感染者数)が増加していると述べた。
特にプロヴァンス・アルプ・コート=ダジュール、イル・ド・フランス、ブルターニュなどの地域圏では悪化が著しく、パリ市では感染率が54.2という、警戒レベル50を超える数値となった。
また、フランスの新規感染者のうち、デルタ株が40%を超えたことを明らかにした。1週間前は20%だった。
フランスの全人口6700万人のうち、1回目のワクチン接種済みは3470万人。成人人口の47%が2回接種を受けた。来週月曜日、政府は対策会議を開く予定だ。