マクロン大統領の飼犬ネモが「ペットを棄てないで」キャンペーンビデオに出演。ネモは飼い主に捨てられ、イヴリーヌ県の動物愛護協会に引き取られていたが、2017年マクロン大統領夫妻により里子としてエリゼ宮に迎えられた。
ビデオに出演したネモは字幕を通して「毎年10万匹のペットが飼い主によって捨てられる」「ペットを飼うことは責任を伴う」ことであると見る人を諭し、クリスマスにペットを責任感を持って里子に迎えようと促す。
ネモのビデオはマクロン大統領のインスタグラムでも見られる。
https://www.instagram.com/emmanuelmacron/
https://www.facebook.com/EmmanuelMacron/posts/3031127933786439
フランス議会は2021年1月から動物虐待についての法案を審議する。ネット上でのペットの売買の法制度を整え、動物虐待には今よりも厳しい処罰に科す。「飼主義務証書」の導入も検討している。予防接種、医療ケア、屋外に出す必要性、必要な費用など飼主としての義務を認識し約束する証書を作り、飼主になる人はペットショップやペット避難所でこの証書にサインする。思いつきや、衝動で動物を飼い、飽きたら捨てる人をなくすためだ。2千万ユーロが動物愛護協会や、捨てられたペットを預かる「避難所」などにあてられる。
大統領の犬の名前「ネモ」は、ジュール・ヴェルヌの『海底2万里』(1870)のSF小説の登場人物、潜水艦の船長ネモに由来するそうだ。