フランス首相府が10月4日晩、パリ市とパリ周辺3県(オ・ド・セーヌ県、ヴァル・ド・マルヌ県、セーヌ・サン=ドニ県)を「新型コロナウイルス警戒最大ゾーン」と指定したことを受け、5日午前、同地域における新しい衛生措置が発表された。
同地域においては、10月6日から19日まで、バー、カフェなどが15日間の営業停止となる。カフェとバーは、すでに1週間前から営業が22時までに制限されていた。酒類の夜間販売(22時〜6時)は、禁止のままとなる。
レストランは、さらに厳しい衛生規準のもとで、通常の営業時間で、営業継続が可能。詳細に関しては当局の発表が待たれるが、フランスのメディアは、客に連絡先を書かせる、店内だけではなく各テーブルに消毒ジェルを置く、グループは6人まで、各グループのテーブルの間隔を1メートル開ける、店内での人の動きを少なくするために支払いはテーブルで行なう、などの条件が付けられることになると報じている。
10月4日(日)(24時間)のフランスの新規感染者は12565人、死者32人。老人ホームを含む1340カ所のクラスターが確認されている。
1週間前から15日間の営業停止となっていたエクス=マルセイユ地域、グアドループのレストランは、当初より1週間早く、営業が可能になる。