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マクロン大統領は、高級官僚養成機関である国立行政学院(ENA)を廃止すると発表した。19年4月に廃止の意向は示していたが、明言するのは初めて。大統領はENAを廃止して公共サービス学院(ISP)を設立し、他の13の官僚養成グランド・ゼコールと共通課程を設け、多様な社会階層から入学者を募るとした。ENA卒業生は成績順位で国務院、会計監査院、財務総局、外務省などに配属され、現場経験のない高級官僚を作るとの批判があり、改革に期待する意見も。他方で来年の大統領選に向けてのポーズにすぎないと見る向きもある。
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