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破棄院は、イスラム国(IS)への資金提供疑惑で仏セメント大手ラファルジュ社への反人道罪共犯容疑を削除したパリ控訴院の判断を破棄した。今後、控訴院予審部が同社訴追の罪状を再検討する。同社はシリアの自社工場維持のため、2013~14年、ISら過激派組織に1300万€を供与したとしてNGOに告訴され、18年に禁輸違反、テロ資金提供、反人道罪共犯の容疑で被疑者に。同社は反人道罪に与する意図はなかったと提訴し、パリ控訴院が19年にこの罪状を削除したが、破棄院はシリアの状況を知りつつ資金提供すれば反人道罪共犯となりうるとした。
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